先日、登山に行く交通手段について書きました。 dskbot.hateblo.jp
筆者は車を持っておらず、カーシェアリングの Times Car を活用して登山を楽しんでいます。具体的にどう使えばいいのか?費用はどれくらいかかるのか?などをご紹介します。
対象とする読者
この記事は以下のような方を対象としています。
- 登山をしている、もしくはこれから始めようとしている
- 車の免許を持っているがマイカーを持っていない
- ペーパードライバーではない
カーシェア登山ガイド
それでは、準備から実際の利用までを紹介していきます。
0. 事前に用意するもの
最低限必要なものを挙げました。
カーシェアリングのアカウント
アカウントを持っている人が複数いれば1台の車で交代して運転できるので、同行する人ができるだけ多くアカウントを持っておくのが良いです。
ETCカード
なくても移動が可能ですが、料金所の支払いがとても面倒です。お手持ちのクレジットカードに追加発行が可能であれば、すぐに申込みをしましょう。
1. 計画を立てる
登山開始・終了の時間を計画する
登りたい山を決めて、歩くルートや歩行時間を確認します。登山GPSアプリのYAMAPなどを使って行程を組んでみるとシミュレーションできます。
登山口への移動時間を確認する
登山口に駐車場があるか?登山口までの道は無理なく走れそうか?を確認します。Googleマップの経路機能を使うと、出発時間か到着時間を指定して移動時間の目安を知ることができます。休憩時間を加えると車の利用開始と返却の時間が決まってきます。
特に土日祝日の帰りは、渋滞の可能性を考慮して多めに見積もることをおすすめします。
2. 車を予約する
開始時間はGoogleマップで見積もった時間そのままで、返却時間は計画より2時間程度長めに設定しておきましょう。予約後にマイページで目的地を登録しておくと、当日朝が少し楽になります。
3. 当日持っていくと良いもの
普段車を使わないと持っていないかもしれないものを挙げました。
飲み物
休憩した際に買えますが、多めに持っておくと安心です。コーヒーカップ用タンブラーも持っていくと、冷たい飲み物が冷めないので快適です。
サングラス
逆光になるととても眩しいため、持っていきましょう。
サンシェード
フロントガラスに貼り付けるアレです。長時間車を停めておくと車内がとても高温になります。少しでも温度上昇を抑えるため、あると便利です。300円均一ショップなどでも売っています。
アームカバー
登山に行くのであれば持っていく方が多いと思います。車は室内とは言え、窓から入る日差しがずっと当たると腕が日焼けします。しかし、車に乗り込むときに日焼け止めを塗ると匂いが気になったりベタついたりと少々大変です。
4. 出発&登山
運転に慣れていない場合はこまめに休憩しましょう。登山を開始してから、行程が予定より大幅に長くなりそうであれば勇気ある撤退を!無事に帰ることが第一です。
5. 帰路&返却
カーナビに返却地をセットして出発です。帰りもこまめに休憩を取りながら運転しましょう。複数人の場合は積極的に交代して運転の負荷を分散しましょう。帰り道、カーナビの到着予定時刻が返却時刻に迫っていれば予約を延長しましょう。
カーシェア登山のモデルケース
ここで、筆者が実際に行ったカーシェア登山をご紹介します。
行き先
千葉県発で、長野県にある縞枯山・茶臼山の日帰り登山です。事前の調査では片道3時間ほどでした。縞枯山・茶臼山の詳しい内容はこちらから。 dskbot.hateblo.jp
利用時間
出発時間 | 返却時間 | 利用時間 |
---|---|---|
5:30 | 21:55 | 16時間25分 |
帰りに中央道の大渋滞に巻き込まれたため、返却時間がとても遅い時間になっています(涙)
交通費
内容 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
カーシェア | 13,322 | 時間料金5,600 + 距離料金7,392 + 安心補償330 |
高速料金 | 8,920 | 渋滞回避のため途中で一度高速を下りた |
合計 | 22,242 |
カーシェア登山の心得
予約延長はあくまで緊急事態!
カーシェアの利用中に予約時間を延長できますが、始めからそれをあてにした計画を立てないようにしましょう。最悪、次の利用者さんが利用を開始できない・・・という事態に。
利用中はこまめに渋滞情報や天気予報をチェック
Webサイト、交通情報ラジオで、この先で渋滞が発生していないかチェックしましょう。大きな渋滞が控えているときは早めのトイレ休憩を。
今年はカーシェアを使って登山を楽しみましょう!!