今さら東武100系『スペーシア』を紹介

2023年7月15日に東武鉄道で新しい特急車両である東武N100系『スペーシアX』がデビューします。それに先立ち、というわけではないですが初めて初代スペーシアに乗ってきましたので車両設備などを紹介します。

基本情報
製造年 1990-1991年
製造数 9編成54両
運行開始 1990年6月1日
主要諸元
軌間 1,067mm (狭軌)
編成 6両編成
最高運転速度 120km/h
編成定員 288名

2023年7月12日時点のスペーシアの運行状況です。

列車名 運行区間
けごん 浅草〜東武日光
きぬ 浅草〜鬼怒川温泉(一部列車は新藤原まで運行)
スペーシア日光 新宿〜東武日光
きぬがわ 新宿〜鬼怒川温泉

今回は浅草駅発けごんに乗車しました。写真は浅草駅でのものです。

先頭車の顔です。こちらはデビュー当時のカラーリングを再現したリバイバル仕様です。スペーシアといえばこれ!と思う方が多いかもしれません。

スペーシア前面

⚠浅草席で撮影するときの注意
浅草駅はホームがとても狭い上に出口に向かって大きくカーブしているため、先頭車を前から撮影することが禁じられています。先頭車前面を撮りたい場合は別の駅で行いましょう。

黒地にオレンジのロゴが映えてかっこいいです。

車体側面のロゴ

行き先表示です。液晶とカメラの都合でうまく撮れず。

行き先表示

こちらはコンパートメント席のロゴです。

コンパートメント席のロゴ

ここからは車内の様子や座席の設備を見ていきましょう。

車両後部からの景色。白と青を貴重とした落ち着いた雰囲気です。

車両後方からの景色

座席は青を貴重とし、座面にカラフルな水玉が描かれています。しっかりと厚さがあり、座り心地が良いです。

座席

足元はとても広く、新幹線に引けを取らないゆったりさがあります。

足元

そして、普通車ではあまりお目にかかれなくなってきたフットレストがあります!使用時はこんな感じ。フットレストがあるとさらに旅が快適になりますね。2時間弱で終わってしまうのがもったいないです。

フットレスト

肘置きに格納されているテーブル。小さめなので駅弁を食べるときに少し狭く感じます。

肘置き格納テーブル

こちらは壁に備え付けのテーブルです。向かい合わせのときに特に使いやすそうです。

テーブル未使用時

テーブル使用時

座席上のエアコンと読書灯です。エアコンはつまみを回すことで調節できます。なぜか片方だけ古いですね・・・

エアコンと読書灯

カーテンは昔からある横にずらすタイプ。荷物フックが金色でおしゃれです。

カーテンと荷物フック

連結部分の通路を見ると、古さを感じます。

通路

トイレの洗面台です。やはり、古さを感じる質感です。

トイレの洗面台

浅草から東武日光まで1時間50分を乗り通しましたが、とても乗り心地がよくてあっという間に感じました。揺れが少なく、シートが分厚くてゆったりしているので120km/hで走っているときものんびり走っているような感覚でした。

来週には新型車両が運行を始めて徐々に置き換わっていくと思われますが、走っているうちにぜひ初代スペーシアに乗ってみてください。