2022年最初の登山記事です。北八ヶ岳の縞枯山と茶臼山に登ってきましたので、その様子をお伝えします。
縞枯山・茶臼山へは北八ヶ岳ロープウェイを利用してアクセスでき、初心者向けの登山ルートが多数存在します。北八ヶ岳ロープウェイへは、車もしくは茅野駅からバスで行きます。険しい山道ではありますが、センターラインが常時ある舗装路です。公式のアクセス情報は こちら から。
今回は縞枯山と茶臼山を登頂する最短ルートとしました。ロープウェイ山頂駅を起点に雨池峠〜縞枯山〜茶臼山と辿ったのち、鞍部に戻って五辻経由でロープウェイ山頂駅に戻ります。
詳しいルート、行動記録はこちらからご覧ください。 https://yamap.com/activities/17993133
まずはロープウェイで標高2,237mまで上がります。
ロープウェイ山頂駅に到着し、登山開始です。
縞枯・天池と書かれた方面に進むと、しばらくは平坦な木道が続きます。途中の縞枯山荘は営業していない様子でした。
雨池峠の分岐です。ここから上りが始まります。
縞枯山への上りは主に小さめの岩が露出した樹林帯です。薄暗く苔がついている箇所はとても滑りやすいので注意が必要です。
岩がゴロゴロ・・・
苔がついている岩はとても滑ります!
雨池峠から30分ほどで縞枯山山頂に到着です。山頂は眺望がほとんどないため、展望台に向かいましょう。
縞枯山展望台です。一番近くに見えるのがこのあと登る茶臼山です。天気が良ければ南・中央アルプスが見えるそうですが、曇りだったため南八ヶ岳のみの眺望でした。
一度、鞍部まで下りてきました。ここから茶臼山に登ります。
茶臼山は途中で穴がたくさんある石や赤茶けた土があり、改めて火山であることを認識できます。
鞍部から15分ほどで茶臼山山頂です。ここでも山頂の眺望はなく、すぐ近くの展望台に向かいましょう。
茶臼山展望台です。縞枯山展望台よりも開放感があり、アルプスこそ見えなかったものの南八ヶ岳、メルヘン街道、ロープウェイ山麓駅、蓼科山を臨めます。山行中で最も景色がよいポイントでした。
先ほどの鞍部まで下ったら今度は五辻・ロープウェイ方面に向かいます。途中、岩に苔が生えている箇所があり、特に注意が必要です。
このように沢の脇に道がある場合は、そちらを通りましょう。
40分ほど下ると五辻に到着です。ここからは熊笹に挟まれた緩やかな道になります。
途中にある森林浴展望台から木道に変わります。ロープウェイ方面からですと、スニーカーでここまで来れます。
五辻から歩くこと45分、ロープウェイ山頂駅に戻ってきました!
ロープウェイで下山後、山麓駅に併設のお店で五平餅(400円)をいただきました。お餅のものと少し違い、独特の歯ざわりとくるみが乗った甘辛いお味噌がとても美味しいです。
ロープウェイで楽にアクセスできて登山初心者でもチャレンジできる山ですが、注意点があります。
高山病に注意
開始の標高が2,200m付近であるため、高山病に注意が必要です。ロープウェイ乗車前後に息切れするようであれば、山頂駅付近で少し散歩するように歩いたりして息が整えましょう。頭痛が出てしまった場合は標高を下げないと治りませんので、無理せずロープウェイで下山し、早めに車やバスで下界に下りましょう。
標高差は少ないが、しっかりとした登り下りがある
標高差は350m程度と日帰り登山の中でも優しい部類に入ると思いますが、岩が主体のしっかりとした登り下りがあります。登山用の靴を履くのはもちろんのこと、山での歩き方を予習したり、ストックを持参して足への負担を減らすようにしましょう。