2022年のクリスマス時期にパリへ旅行してきました。
東京からパリは通常ロシア上空を西へ進みますが、2022年12月現在はウクライナ情勢の影響でロシア上空を避け、離陸後北東へ進んでアラスカ〜グリーンランド〜アイスランド上空を経てパリに到着する 北米ルート で運行されています。
ロシアルートであれば11〜12時間で到着しますが、北米ルートは約15時間とかなりの長時間フライトです。なかなか貴重な経験ができましたので、パリ行きを検討されている方に少しでもお役に立てれば幸いです。
フライト情報
ANA215便
羽田(HND)〜パリ(CDG)
2022/12/25 日本時間9:39〜パリ時間16:35到着
飛行時間14:56
座席:エコノミー
Flightradarで過去のフライトを見ると13〜14時間で到着することが多いようですが、乗ったフライトは途中向かい風が強かったためリアルに15時間かかりました(汗)
混雑具合
ざっと30%といったところでした。乗った機体はボーイング787-9で、エコノミーが3-3-3の座席配置です。場所によって1人で3席を占領できる状態でした。
Wifi接続
ANAでは有料のWifi接続サービスがあり、30分、3時間、フルフライトの3プランが用意されています。USドル払いのため、円安ですと高くつきます(T_T)がしかし、15時間をネットなしで乗り切れる自信がなかったので、21.95ドル支払いました。
今回飛んだ北米ルートは、アラスカを超えると北極圏に入ります。北極圏では衛生電波が届かないため、Wifiサービスが利用できません。実際、筆者が利用したときは北極圏を飛んでいる5時間ほどネットが不通でした。パリ便に限らず、北極圏を通過するフライトでは留意しておく必要があります。
この時点では既に北極圏
ちなみにWifiの通信速度は↓の通りです。
遅いので動画のストリーミング再生は厳しそうです。Twitterで画像つきのツイートを見るくらいであれば余裕でした。
機内エンタメ
特別今回のフライトに限った話ではありませんが、参考までに筆者の取り組み(?)を共有します。
長時間フライトに備えてNintendo Switchを持っていきました。とはいえずっとゲームをしていると飽きてしまい、多くの時間を機内エンタメを観て過ごしました。2022年12月現在、昔やっていた『踊る大捜査線』が全話収録されていたため、7話まで一気見してしまいました(笑)世代がバレますね。
動画サブスクを利用されている場合はスマホやタブレットにオフライン動画としてダウンロードしておくと、Wifiサービスに課金しなくても時間を潰せます。
長時間フライトのご褒美??
北米ルートでしか見れない光景にお目にかかりました。グリーンランドを過ぎようかというあたりでうっすらと明るくなり、氷の大陸?が見えました!決して生きていられなさそうな、すごい世界でした。
以上、北米ルート搭乗記でした。最後に地球上で飛行ルートを見るとどうなるのか?貼っておきます。
確かにロシアを避けるようにして飛んでおり、日本から西へ進むルートが最短であることがよくわかります。