初めて当ブログにたどり着いた方はまず スキー場レビューについて - dskbot ~weblog~ をご一読ください。
三連休を利用して、志賀高原は横手山・渋峠に行ってきました。とても奥深い場所に位置し、首都圏から朝発日帰りで行くのはとても難しいですが、苦労してたどり着いた先には絶景が待っています。
Goodポイント
①景色
山頂からの景色が最高です!今まで行ったスキー場の中で1位かもしれません。
正面である西側には妙高山や戸隠山などの北信五岳を始め、北アルプスの白馬三山から果ては御嶽山まで見渡せます。
南側を見ると真っ白な浅間山がドーンと迫り、天気が良ければ富士山も見えます。
東側には、山頂がなだらかな苗場山や真っ白で険しい谷川岳まで見ることができます。
②雪質
最高地点が2,307mと日本一の高さを誇るスキー場で、ベースでも1,700m程度ととても標高だが高いため、雪質が抜群に良いです。圧雪バーンは柔らかく、積雪後なら軽いパウダーを楽しめます。軽いパウダーというのは、北海道の雪を経験された方ならわかると思います。
気になるポイント
アクセスの難しさ
マイカーの場合は四駆スタッドレスが必須です。常に高いレベルで除雪され、無理なくすれ違いができる素晴らしい山岳道路ではあるものの、チェーン携行を強くおすすめします。
公共交通機関で行く場合は長野駅からバスで2時間弱と移動に時間がかかります。しかし、それだけ時間をかけて行く価値が十分あるスキー場です。
リフトの接続
各リフト乗り場の接続があまりよくありません。特にスノーボーダーはスケーティングしてちょっとした坂を登る必要があり、標高も高く息切れする方がいるかもしれません(筆者は第3スカイリフト乗車の際にとても息切れしました...)
アクセス(都心からの行程)
東京駅→新幹線 最短82分→長野駅 → 長野電鉄バス 66分+15分(志賀高原山の駅で乗り継ぎ) →スキー場
スキーセンター
日帰り利用のための設備はありません。バスツアー以外の公共交通機関で日帰りはまず無理なので気にする必要はないです。夜行バスのツアーを利用した場合のみ、近隣ホテルの大広間を利用できるようです。
ベースには外に面したチケット売り場とレストラン、スノー用品が少し売っている売店が併設されています。また、後述のスノーモンスターナイトツアーの参加申込みが行えます。
リフト券
ICカードです。横手山・渋峠のエリア券、お隣の熊の湯スキー場との共通券、志賀高原全山共通券があります。
近隣ホテルに宿泊の場合は安く買える可能性がありますので、まず宿泊先にお問合せいただくことをおすすめします。
コインロッカー
未確認ですが、基本は宿泊での滞在がメインですのでレビュー対象外とします。
更衣室
ありません。
お風呂
近隣ホテルで日帰り入浴が可能な場所がありますが、温泉地であり宿泊先でゆっくりお湯に浸かるとよいでしょう。
コース
横手山エリア
山頂直下は中級以上のコースしかなく、迂回コースも狭くそれなりの斜度があります。山頂の景色やカフェを楽しみたいが板のコントロールに不安がある場合は第3スカイリフトの下り線乗車を活用しましょう。第2スカイリフトが見えてくるあたりからは幅が広い緩斜面、第1スカイリフト付近は超緩斜面です。
渋峠エリア
渋峠は緩急がついたバーンで開放感のある景色が広がります。リフトはペアリフト1本のみで、休日で天気がよいと並びます。リフトには珍しい中間降車場がありますが、リフト降り場としてはかなり長い坂であるため、利用はスキーヤーやワンフットでしっかりコントロールできるスノーボーダーに限られます。
リフト待ち時間
天気の良い休日でも横手山エリアは基本待ちなし、渋峠エリアは5〜10分程度でした。ゲレンデの混雑にうんざりしている方は、ぜひ一度訪れてください。感動します。
景色
Goodポイントで書いたとおり、長野・新潟・群馬の山々を文字通り一望できます。ただ山が見えるだけであれば他にもたくさんありますが、雪をかぶった木々が広がった斜面の向こうに永遠に続くような山脈が背景にある景色は横手山でしか見ることができません。
ゲレンデ飯
横手山山頂にある2箇所のゲレ食がおすすめです。
クランペットカフェ
1つは横手山第3スカイリフト降り場の2階にあるカフェです。クランペットとは、イギリス発祥の軽食パンです。マフィンに少し似ていますが、表面はカリッと焼き上げて甘みがついています。牛肉やツナなどメインとして食べられるものや、りんごやクリームなどおやつとして食べられるものもあります。
横手山頂ヒュッテ
ヒュッテという名の通り、いわゆる山小屋です。そこに日本一標高が高いパン屋さんとして有名な「雲の上のレストラン」があります。当日焼き上げたパンや、ポルシチなどのロシア料理をいただけます。連休などで混んでいるときはお昼時にパンが売り切れることがありますので要注意です。
スキー場周辺
ベース付近はほたる温泉という温泉地で、宿泊施設のみがあります。単独のコンビニはなく、宿泊施設内の売店が頼りです。
お隣の熊の湯スキー場までは徒歩で行けますので、長く滞在する場合は訪れてみると、横手山・渋峠と違った雰囲気やゲレンデを楽しめます。