5年ぶりにストレングスファインダーのクリフトンストレングス34を受けました。前回は2018年2月でしたので、ちょうど5年ほど経ってからの再診断です。
ストレングスファインダーとは??
アメリカに本社を持ち、世論調査とコンサルティングを行うGALLUP(ギャラップ)社が提供する診断サービスです。世界で2,500万人以上が利用していると言われています。ストレングスファインダー2.0という書籍でご存じの方が多いかもしれません。
筆者が診断を受けた診断結果を元に、複数回診断する場合の楽しみ方(?)を共有します。
診断前の予想
2018年から2023年の間にメンタル不調で3回休職しており、単に仕事を休む・復帰することに収まらず自分を見つめ直す時間が多くありました。そこでたくさんの発見があり、診断結果が変化することが予想されます。
また5年前と比較すると、主に余暇の充実度がとても上がっており、人生の捉え方が若干変わっているかもしれません。
上位5つの資質
順位 | 2018年 | 2023年 |
---|---|---|
1 | 回復志向 | 調和性 |
2 | 分析思考 | 公平性 |
3 | 調和性 | ポジティブ |
4 | 親密性 | 分析思考 |
5 | 個別化 | 責任感 |
上位5つの資質のうち、なんと3つが入れ替わりました。()内は順位変動です。
STAY 調和性、分析思考
5年経っても上位5つを維持しているため、今後も変わることのない強固な資質と言えそうです。
IN 公平性(13→2)、ポジティブ(21→3)、責任感(8→5)
新たに上位5つに入ったうち、最も特徴的なのは前回21位からジャンプアップしたポジティブです。いわゆる”ポジティブシンキング”に言い表される単純なものではなく、楽観的・活気・熱意といったキーワードが関連します。たびたびの休職で自分としっかり向き合った結果、得られた資質かもしれません。
OUT 回復思考(1→6)、親密性(4→17)、個別化(5→18)
回復思考は上位5つからは外れましたが、変わらず最上位なので継続して強い資質です。他の親密性と個別化は大きく変動しています。親密性は、コロナによってリアルな人付き合いが激減したことが影響しているかもしれません。個別化は、この1年はチームでお仕事していないことが影響してそうです。
下位5つの資質
順位 | 2018年 | 2023年 |
---|---|---|
1 | 達成欲 | 内省 |
2 | 最上志向 | 原点思考 |
3 | 競争性 | 競争性 |
4 | 内省 | 着想 |
5 | 着想 | 達成欲 |
上位5つのときとは違って4つが留まっており、おそらく今後も変動がなさそうな資質と言えます。
入れ替えがあったのは、それぞれ
OUT:最上志向(31→15) IN:原点思考(9→31)
でした。どちらも誤差と言えない大きな変動でした。
「最上志向」は強みをより伸ばそうとする資質です。今までは改善点を見つけて潰すことで全体がよくなる考えが強かったですが、ストレングスファインダーでも書かれている強みに着目することへの共感が高まったのをとても実感しています。
「原点思考」は過去を振り返り、学ぶことで今を理解する考え方が強い資質です。マインドフルネスを学んだことで ”今” に集中し、過去は過ぎたもの、未来は今の積み重ねである考えが強くなったことでこのような順位になったと思います。
34資質の結果比較
変動を可視化するとなかなか激しいですが、ここでは15以上の変動があった資質について自分を振り返ってみます。ポジティブ(+18)、最上志向(+16)、原点思考(-22)は上位5つと下位5つのところで振り返ったので割愛。
共感性 (26→7)
他人の状況を思い浮かべて、気持ちを察することができる資質です。大幅に上がった要因はわかりませんが、休職中に自分を振り返って、小さい頃から他人を優先してきたことがわかりました。ポテンシャルとしてこの資質を持っていて、この数年でそれが表面化したのかもしれません。
成長促進 (28→12)
他人の可能性を認識し、成長を促す資質です。5年間の半分以上がラインマネジメント職であったため、以前より人にフォーカスするようになったのが要因だと思います。
活発性 (7→28)
アイデアを実行に移したり、すぐ実行することを好む資質です。大幅ダウンしていますが、自分ではピンときませんでした。
領域の結果比較
34の資質は4つの領域にカテゴライズされており、領域の強弱がレポートに出力されます。
順位 | 2018年 | 2023年 |
---|---|---|
1 | 実行力 | 人間関係構築力 |
2 | 人間関係構築力 | 実行力 |
3 | 戦略的思考力 | 影響力 |
4 | 影響力 | 戦略的思考力 |
結果、上2つと下2つがそれぞれ入れ替わっていました。細かい深掘りは割愛します。資質と領域の関係は実際のレポートで確認してみてください。
どう活用するか
筆者なりの答えは、自分の振り返りと他者への説明です。
記事の中では主に、自分の振り返りとして活用できる側面をご紹介しました。他には、診断結果を用いて自分はこういった人間ですよ、と他者に説明するネタとしても有効だと思います。チーム内で受けてみて、見せ合いながらメンバー同士を深く知るのもよいかもしれません。