久しぶりのスキー場レビューです。今回は群馬県にあるたんばらスキーパークに行ってきました。
たんばらスキーパークは群馬の名峰である武尊山のふもとにあり、リフト6本、コースが8つあります。夏はたんばらラベンダーパークとして運営され、綺麗なラベンダー畑やキャンプ体験ができる施設です。
Goodポイント
①麓からのアクセスが良い
関越道が通る沼田市内から車で1時間以内でスキー場に着きます。車で行く場合やツアーバスを使う場合、現地での滞在時間をより長く持てます。
②斜面の変化が楽しい
コース自体はメインのコースで約1,500mとそこまで長くありませんが、途中で斜度が変わったり地形があります。
特に新雪のタイミングではいわゆる"端パウ"(もしくは脇パウ)がたくさん出現するため、非圧雪を滑ったことがない、もしくは苦手な方でもとても安全にトライできます。
③スキー・スノボ初めての人にぴったり
ベースで最初に乗るリフトはペアとトリプルが並走し、どちらも遅めのスピードで運転されています。また、板の手持ち乗車が可能です。
特にスノボ初日はリフトに乗ること自体がとても難しく、乗り降りでの転倒は痛いし周りの目が気になってつらい、なんてことがよくあります。リフト下にコースがない安全設計で手持ちが可能なので、安心して乗ることができます。
ベース付近のコースは、すでに滑れる人からすると斜度がなく退屈かもしれませんが、初めてだったり始めたばかりの人には練習しやすい斜度だと思います。
気になるポイント
①レストラン行列
お昼時に食券を買う行列が長く延びます。麓のレストラン オン&オフはキッズエリアの隣ということもあり、家族連れが多く並んでいました。
②沼田エリアの中では滑走距離短め
近くにあるスキー場はオグナほたか、川場、尾瀬岩鞍など、奥深さのあるゲレンデが多いです。それらに比べると、標高差や超緩斜面を除いた最長滑走距離が見劣りします。広大なゲレンデを縦横無尽に滑るのが好きな方には、物足りないかもしれません。
③(送迎バス限定)滞在時間が短め
群馬県のゲレンデは鉄道駅から遠い場合が多いですが、スキー場が無料(注:予約制)の送迎バスを用意してくれています。
発着地 | 時間 | |
---|---|---|
往路 | 上毛高原駅発 | 9:05 |
スキー場着 | 10:10頃 | |
復路 | スキー場発 | 15:00 |
上毛高原駅着 | 16:00頃 |
滞在時間が約5時間、そこから滑走前後の着替えやご飯の時間を除くと滑走時間は3〜4時間となります。この方法で行く場合は、午後になったら残り時間と現在地をよく確認しながら滑るようにしましょう。
アクセス(都心からの行程)
東京駅→(新幹線 65分)→上毛高原駅→(送迎バス 65分)→スキー場
⚠車で行く場合は雪道への対策を!
スキー場手前の登りは雪が深く、車種によってスタックする可能性があります。スタッドレス装着でも雪道が不安な場合は、チェーンレンタルや事前予約制の送迎バスの利用を検討してください。
参考リンク:https://www.tambara.co.jp/winter/access/
スキーセンター
コンパクトにまとまった、しかし必要なものは一通り揃っている印象でした。
リフト券
紙チケット提示です。セブンイレブンなどで食事券つきのチケットを購入した場合はリフト券に食事券が繋がった状態で渡され、利用時に切り離します。
コインロッカー
300円と500円のタイプがあります。両替機はレンタルやスクールの受付あたりに設置されており、少々わかりづらいです。
更衣室
化粧室・コインロッカーと共通の入口から入るとあります。さほど大きくないので、ツアー客や団体さんとバッティングするとかなり狭くなると思います。滑走後、14時過ぎでしたら空いていました。
お風呂
スキーセンター及び徒歩圏内にありません。車で行く場合は沼田方面に下ると健康センターなどたくさんの施設がありますので、高速に乗る前に寄ってみてください。
コース
全8コースあります。
コースガイド | ファミリー・子供にやさしい群馬の日帰りスキー場【たんばらスキーパーク】
ある程度滑られている方であれば、ファミリーコース及び初級者向けのコースを避けて選ぶと良いです。これらは斜度が非常に緩いのでターンしづらく、グラトリの練習で使えるかな?程度です。
穴場はレイクウッドコースで、距離が900mなのとペアリフトで回すため少々効率が悪そうですが、リフト待ちがほぼないため第2高速を回すより効率的かもしれません(筆者は終わるギリギリで気づいたのであまり回せませんでした・・・)
リフト待ち時間
麓の第1リフト(A線トリプル、B線ペア)は数名の待ち、ゲレンデ唯一の高速リフトである第2リフトは長いと15分ほど待ちます。
お昼時、12〜13時は第2高速リフトの列が半分以下になっていましたので、お昼時間をずらすと美味しいかもしれません。
景色
筆者が行った日は途中晴れ間ががあったものの滞在中ほぼ降雪していたため、撮った写真ではお伝えできません。無念。
公式サイトを見る限り、晴れていれば沼田方面の街や浅間山などが見えそうです。次はぜひ晴れた日に行ってみたいです。
ゲレンデ飯
麓のスキーセンターと、第2高速などの乗り場がある中間地点にあります。
最も席数があるのは中間にあるウッドランドカフェです。
同じく中間にあるハーフタイム びすとろ屋はラーメンが中心のお店であるため、食券の列のはさほど延びず、回転が早いので席を探すのにあまり苦労しませんでした。
スキー場周辺
山道をずっと登って終点にスキー場があります。至近距離には特に宿泊施設などはありません。すぐ近くに玉原ダムがあり、スキー場に向かう道中左側に見ることができます。帰りは右側ですが一瞬で見えなくなります。
規模はさほど大きくないものの、変化に飛んだコースと必要なものがしっかり揃っているスキーセンターを備える素晴らしいスキー場です。次は晴天を狙ってまた行きたいです。