【スキー場レビュー】石打丸山スキー場(22-23シーズン)

新潟県石打丸山スキー場に行きました。世界でも珍しいゴンドラとリフトが同じ索道を走る『サンライズ・エクスプレス』があり、前々から乗ってみたくて今シーズン行くことができました。

Goodポイント

世界最新鋭のコンビリフト『サンライズ・エクスプレス』

コンビリフトとは、ゴンドラリフトとチェアリフト(一般的にリフトというとこちらを指す)が同じ線で運行する形態を言います。北海道のゲレンデにも存在しますが、全国的にとても貴重です。

サンライズ・エクスプレスの外観

ゴンドラとリフトが同じ線に!?

ゴンドラの乗り心地ももちろん良いのですが、もし訪れたら一度はチェアリフトに乗って欲しいです。6人乗りリフトで、ゲーミングチェアを思わせる豪華な椅子、自動的に動くフットレスト、そして、極限まで揺れが抑えられています。

チェアリフトは6人乗り

ゲーミングチェアのような椅子

フットレストに足を置いた状態

多彩なコース

13基のリフトと23のコースを持つ、とても広いスキー場です。難易度のバリエーションが多彩なので、どんなレベルでも楽しめるゲレンデです。

リフトで上がるたびに次はどのコースを辿っていこうか?と選んだり、お気に入りのコースを探す楽しみがあります。

魚沼平野の景色

山一体に広がるゲレンデからは、比較的多くのコースで視界が開けて、魚沼平野と背後の山々がとても綺麗に見えます。

魚沼平野を一望

気になるポイント

センターハウスのキャパが小さい

最も賑わう中央口のベースには、2018-2019シーズンに新たにできたスキーセンターがあります。外観も内装もおしゃれです。

窓が大きく明るいセンター内

ハイシーズンの土日は、リフト券売り場、コインロッカーなど全体的にキャパオーバーとなります。バスツアー利用の場合は仕方ないですが、土日利用の場合はできるだけ朝早く行き、午後も早めにあがることをおすすめします。

大きなレストランがない

スキーセンター以外は小さな建物が集まっており、レストランは小さいです(スキーセンターにはレストランはありません)。混雑すると待ち時間が発生すると思われますので、前後にずらして利用すると良いでしょう。

細い箇所や平らな所が多い

多彩なコースが張り巡らされたゲレンデであるものの、細いコースに滑走者多く集まる場所があったり、コース途中で平らな所が多い印象です。スノーボーダーは気合を入れて直滑降しないと通過できない所が複数あります。

始めのうちはこまめにマップを見て、どこが平らなのか把握しておくと良いでしょう。

アクセス(都心からの行程)

東京駅→新幹線 89分→越後湯沢駅→バス 20分→スキー場

越後湯沢駅からは、ガーラ湯沢など駅周辺のゲレンデを周回する共同運行バスと、石打丸山スキー場単体で運行する直通バスがあります。どちらでも行き来できるため、時刻表を確認して都合のよい方に乗りましょう。

スキーセンター

中央口には、比較的新しい施設である『石打丸山リゾートセンター』があります。チケット売り場は屋外と屋内どちらもあるため、着替える必要のない方にはありがたいですね。

施設内はレンタル、コインロッカー、更衣室、ショップ、カフェを備え、2階には雰囲気の良いラウンジスペース(どなたでも利用可)があります。

スキーセンターらしからぬ雰囲気のラウンジスペース

雰囲気が良い一方で、スキー場の規模に比べるとキャパシティが小さく、混雑時は人混みで大変です。建物の構造上死角がたくさんあるため、盗難に十分注意しましょう。

リフト券

リフト券はICカードです。湯沢高原、ガーラ湯沢と相互利用が可能な湯沢三山共通券があります。一部の購入経路は自動券売機でQRコードを使って引換が可能です。

コインロッカー

よくある小型の300円や、小型スーツケースが入る500円サイズなどがあります。500円サイズは出し入れ自由で、100円返却式なので600円用意しましょう。

更衣室の外にある300円サイズロッカー

公式サイトでは全450口あるとのことですが、混雑時は圧倒的に個数が足りておらず、ロッカー頭上に大量の荷物が置かれていました。今後増設されることを期待します。

更衣室

男子更衣室はがんばって7〜8人が限度の広さです。

男子更衣室

バスツアーの来客と帰りにバッティングするとかなり狭くなりますので、朝は10:00まで、帰りは14:00〜14:30あたりを目安に利用すると混雑を避けられます。

お風呂

スキー場内はありません。国道の近くに温泉の看板がありましたので、車でお越しの場合は調べてみてください。

コース

全23コースあり、全レベル楽しめます。山頂から中央口まで滑り降りてみて、真っ直ぐできれいな中斜面が多い印象です。1つ1つのコースは長くなく、好きなコースを見つけてアレンジする楽しみ方ができます。

山頂〜中央口まで滑ると総滑走距離は長いですが、途中平らな箇所や混雑箇所を通り抜けるのでロングランの感覚はあまりありませんでしたが、変化を楽しめました。

リフト待ち時間

サンライズ・エクスプレス、観光第3エクスプレス、山頂高速は人気があり、10〜15分ほど待ちます。筆者がお気に入りなのは中央高速トリプルで、だいたい5分程度でした。

リフトの約半分が高速リフトであるため輸送効率が高く、その分、リフト降り場近くやコースの接続部分はとても混雑します。

景色

斜面が開けていれば多くのコースで魚沼平野の絶景を見ることができます。また、魚沼平野越しに八海山や真っ白な巻機山も見えます。

魚沼平野を臨む
真っ白な巻機山(まきはたやま)

コースによっては魚沼平野と逆方向に谷川岳方面も見えます。

越後湯沢駅谷川岳方面

ゲレンデ飯

ベースや中腹に小さい店がたくさんあります。

筆者は中央口の宿泊施設『MISTRAL』のレストランでお昼を食べましたが、11:30でほぼ満席でした。どこもキャパが少なめなので、早めの利用をおすすめします。

宿泊施設『MISTRAL』さん

クラムチャウダープレッツェルが美味しかったです

スキー場周辺

すみません、未調査です m( )m



とても広くて全部のエリアを行ききれていないので、ぜひまた訪れたいです。