さて、2016年にオープンした上海ディズニーランド。アトラクションは最新鋭の技術が使われた、ここにしかない全く新しいものが数多くあります。中でも、特におすすめのアトラクションを紹介します。
トロン・ライトサイクル・パワーラン
映画『トロン・レガシー』（以下、トロンと書きます）をモチーフにしたアトラクションです。トロンは人間がコンピュータの世界に迷い込み、コンピュータの世界を救えるか、そして人間世界に戻れるかを描いた映画です。
ゲストは人間側のチームとして、映画に登場するバイク型の乗り物でライトサイクルバトルという対決に挑むという設定です。よいしょっと跨り、ハンドルを引くと背中に安全板が降りてきて、上体を起こせますが体が抜けなくなります。膝と手で体を支えるイメージです。バイクに乗ったことがある方は、いわゆるきついセパハンを想像してください。
スタートすると時速100kmまで一気に加速！！一度外に飛び出るとほぼ真横になったり強烈なGを感じたりしつつ屋内へ。屋内に入るとトロンの世界観そのままに、迫りくる敵陣との壮絶なバトルが繰り広げられます。
走りはとにかく滑らかで、ガタガタ感が一切ありません。東京でいうとシーのセンター・オブ・ジ・アースが近いです。ただ、スタート数秒で100kmに達する加速はセンターの比ではありません・・・。そして下Gがかかる場面では、気を抜くとお腹がぐぐっと押されますので、食後は避けた方がよさそうです。車いすの方など跨るのが難しいゲスト向けに、通常のコースターのような座って乗る形式もありました。すべての編成ではなく限られた編成の最後尾にあるようです。
現在は世界中のディズニーパークで上海にしかないですが、2021年にウォルトディズニーワールドにオープンするようですので将来行かれる予定の方は要チェックです！！なぜか上海では日中でも待ち時間10分の時があり快適でしたが、アメリカではかなりの人気が出ると思われます。
カリブの海賊：バトル・フォー・サンケン・トレジャー
おなじみカリブの海賊・・・と言いたいところですが、他のディズニーパークにあるカリブとは全く違うアトラクションです。上海ディズニーでは映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』を題材にしています。あれ？と思う方がいるかもしれません。
そもそも『パイレーツ・オブ・カリビアン』は各地のディズニーランドにあるカリブの海賊をモチーフにした映画です。上海ではその映画をアトラクションにしたのです。逆輸入と呼ぶべきかリニューアルと呼ぶべきかわからなくなりますね・・・。
ボートに乗る、という点は他のカリブの海賊と一緒です。乗り場や、途中にレストランが見えるのも一緒です。が、その先は全く違う世界が広がります。ボートは進みながら向きを変えたり後ろ向きで進んだり、水中から水上、船上の戦いと臨場感たっぷりに場面が進行します。
音響、動き、景色、様々な効果で楽しませてくれる上海版カリブは、これまでのボートライドの常識を大きく覆しました。ライドの動画が色々とアップされており、動画で見ても東京のカリブと全然違うのがわかりますが、現地で感じるすごさは想像を絶します！
以上の2つは、上海ディズニーに訪れたなら必ず乗ってほしいアトラクションです。
ファストパスや待ち時間について
上海ディズニーにはファストパス発券機が存在せず、全てスマホアプリで取得＆提示する形で完全電子化されています。アプリの取得方法は日本と同じですが、ファストパスエントランスで2次元コードをかざすとキャストが持っているスマホに対象者の顔写真が出て、キャストが目で照合します。これにより、他人のファストパスが使えず譲渡を完全に防げます。ちなみにトロンはFP対応、しかしカリブの海賊は非対応です（！！！）
実は上海ディズニーのみ扱っている『プレミアム・アクセス』という有料の優先入場券があり、カリブの海賊を始め人気アトラクションが対応しています。ユニバーサルと同じ仕組みですね。お金で解決です笑
カリブは土日でそこそこ混んでいる日でも長くて30分、クローズ間際ではガラガラでしたので、旧正月などよほど混んでいる時期でなければプレミアム・アクセスは使わなくても大丈夫かと思います。トロンも東京の人気アトラクションに比べると待ち時間は遥かに短く、日中でも空いてる時は10分というタイミングもありました。ディズニーホテル宿泊特典のFPも含めて3回乗りました笑
上海ディズニーで一番混んでいるのは、最近シーにできたことでも話題になった『ソアリン』です。待ち時間は長い時で60分や70分でした。その次は『七人のこびとのマイルトレイン』です。これはフロリダや香港にもあって比較的新しいアトラクションで、とても滑らかなで快適なコースターです。外からの見た目よりも怖さがないので、お子様でも楽しめます。
ここに紹介できていない上海ディズニーのオリジナルアトラクションがまだまだありますので、ぜひ現地で発掘してみてください。
