上海ディズニーランドは2016年にオープンしたディズニーパークです。東京ディズニーランドは1983年、アナハイムのディズニーランドは1955年オープンですから、最初のディズニーパークから実に60年後のことです。たくさんの感動と衝撃がありましたが、とにかく全てが新しい!!パーク滞在が1日限りでしたが、がっつり回れて満喫できました。
全く新しいディズニーランド
とにかく新しい、と言っても伝わりにくいので具体的に書きます。
まず、過去全てのディズニーランドが踏襲してきたテーマランド構成を一新してます。これまでのディズニーランドは左にアドベンチャーランドとフロンティアランド(=東京のウエスタンランド)があり、右側にトゥモローランドがあるのが当たり前でした。アナハイム、フロリダ、東京、パリ、香港全てそうです。上海は、左にトゥモローランド、右にアドベンチャーアイル(=東京のアドベンチャーランド)やトレジャーコーブ(海賊エリア)があります。
他のテーマランドも上海オリジナルのものが多く、城前エリアがガーデン・オブ・イマジネーション、東京のワールドバザールにあたる場所がミッキーアベニューと呼ばれています。そしてトゥーンタウンはありません(←Dヲタ的にはこれがかなり衝撃)
ディズニーランドと言えば○○マウンテンと名の付く人気アトラクションがお馴染みですが、1つもありません。ディズニーの世界観をまったり味わえるスモールワールドも、お化け屋敷のホーンテッドマンションもないです。
以上のように、ディズニーランドの常識を覆す、全く新しいテーマパークなのです。
そして・・・とにかく広い!!敷地面積は体感で東京ディズニーランドの1.5倍は確実にありそうです。おそらく何もない土地にリゾートを作ったようで、土地の使い方が贅沢です。面積が広いのと、TDRと比較にならないくらい道が広いです。これだけ広くて移動するアトラクションがないのが少し残念でした。今後建設されることを祈ります。
城
各ディズニーパークには必ずシンボルの建物があります。東京だとシンデレラ城、アナハイムだと眠れる森の美女のお城がこれに当たります。上海ディズニーにもお城があるのですが、特定の映画がモチーフになっておらず『Enchanted Storybook Castle』(=おとぎ話の城)と呼ばれる、全てのプリンセスがいるお城という設定です。
このお城、とにかく大きい。シンデレラ城より約10mほど高く、横幅は軽く1.5倍ほどありそうです。城の中にはレストラン、ウォークスルーのアトラクション(4階相当まで登る...)、ショップが入っており、懐が深い建物になっています。そして単に大きいだけではないことが、ショーを観るとわかってきます。
まず、城の前のステージはゲストから見ると高い位置にあり、多少後ろでも見やすくなっています。ステージには複数昇降する床が仕込まれており、ショー中のダンサーやキャラクターの入れ替えがとてもスムーズに行われていました。そして城の正面には池があります。東京のシンデレラ城は正面が広場で左右に小さい池がありますが、上海は正面に池があってゲストが居る場所と隔たりがあります。
大きさ以外に城の違いを強く感じたのは、夜のショー『Ignite The Dream』を見たときです。新しいので映像が綺麗なのは当然として、城に映した時に、映像がとても見やすい形状にしているように思えました。世界中のディズニーパークは後付でプロジェクションマッピングを始めたため、見る場所や映す場所によって見づらかったり映像がデコボコに見えてしまったりします。さらに、正面の池から噴水や水幕が!アナハイムやシーのファンタズミック、カリフォルニア・アドベンチャーのWorld of Colorなどで使われている水幕がパワーアップし、城のプロジェクションマッピングとリンクして立体感を出しています。
日が落ちてからのお城は本当に綺麗で、大きさと、お城の様式が多様なので眺めているだけでも楽しいです。
次回は目玉アトラクションを紹介します。